バンダイスピリッツ(東京都港区)は20日、静岡市葵区にあるプラモデルの生産拠点「バンダイホビーセンター」の新工場と、9月に開業するミュージアムを報道陣に公開した。「プラモデルのまち」静岡でガンダムを味わい、ものづくりに触れられる仕掛けが盛り込まれている。
7月に稼働した新工場は、プラスチックを成形するパーツづくり、箱への封入、出荷までを工場内のラインで完結できるようにした。運搬の多くも自動化して生産の効率を高めており、本格稼働すれば、同社全体で2023年度と比べて35%の増産が可能になるという。
広さ1500平方メートルのミュージアムは、新工場の2、3階に設け、プラモなどの生産を間近で見られる。
「機動戦士ガンダム」好きには、プラモ「ガンプラ」などをタッチパネル操作で好きな形や色に仕立てて大型スクリーンに表示させ、オリジナルのシールをつくって楽しめるようにした。また、実物大のガンダムのサイズだという組み立て前のパーツがつながった巨大モニュメント(縦が3・6メートル、横14・2メートル)なども展示している。
バンダイスピリッツの榊原博…